丸〆猫は現在までのところ招き猫の作例として最も古いものであるとか、元祖であるとか、起源であるとか言われています。
画像の猫は新宿区内の近世遺跡より出土したものを参考に型を起こしました。
この遺跡では安政年間に火災があったという記録があり、実際の出土遺物には当時の焼き焦げが残っているといいます。この猫のお手本となった現物も例に洩れず、焦げ痕が残っていて、安政年間には既に現存した証と考えられます。彩色は残っていませんので、これまでみたことのある江戸末期の座り猫の配色や近年話題となった広重の錦絵「浄瑠璃町繁華之図」に描かれた猫を参考にしてみました。よだれかけの縁部分はキハダを煮出した黄色で塗ってみました。NHK「美の壺」番組中でも採りあげてもらった人形です。 |
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